北信濃・富山・飛騨の遺跡・古墳 (長野県、富山県、岐阜県)
北アルプス連峰の東側と西側

2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災があり、東北地方に多大の被害を与えた。この小旅行は平成23年6月10日からの1週間に行なったものです。
旅行の整理を進めていた7月16日、脳梗塞を発症し町田市民病院に緊急入院し、以後ネットから離れた生活が続いた。平成24年、ネット再開に当り、整理途中だった旅行記を見直したが、記憶が甦らない部分が多い。ここでは、とくに新しく整理し直すことなく、整理途中の北信濃・富山に加え、未整理だった後半の高山・塩尻については、見学時に撮影した写真を示すに留めた。
  北ア周辺の遺跡・古墳

所在地の詳細を見るには、スケールバーで拡大して下さい。
小マーカーは、過去に訪れた所。
本文へのリンク 2011.6.10〜16
北信濃 (長野県) 中野市ー柳沢遺跡、中野市立博物館、木島平村ー根塚遺跡、飯山市ーふるさと館、飯山市寺町
富山県  小矢部市ー若宮古墳公園、埴生口くりから源平の郷、埴生護国八幡宮、小矢部ふるさと歴史館(考古資料館) 
氷見市ー柳田布尾山古墳、桜谷古墳、武田家住宅 
富山市ー王塚・千坊山遺跡群(王塚古墳、勅使塚古墳、千坊山遺跡)、富崎墳墓群、富崎千里古墳群
高山市 (岐阜県) こう峠口古墳、冬頭王塚古墳、赤保木古墳群
塩尻市 (長野県) 平出遺跡、塩尻市立平出博物館
長野と富山・岐阜の県境に北ア連峰が聳え立っている。北アルプスの北端は、親不知(新潟県糸魚川市)で、急峻な崖となり日本海に落ちこむ。北アルプスを遠巻きにした四つの地域の遺跡・古墳を見て回った。巨大木柱の縄文文化が石川・富山にあった。銅鐸・銅戈の文化が、平出遺跡(塩尻)・柳沢遺跡(北信濃)まで進出していた。貼り石のない四隅突出型墳丘墓の弥生文化が日本海沿岸・富山にあった。各地域の前方後方・前方後円墳の出現時期は微妙である。ここで訪れる地域は、日本列島での東と西の文化を区切る境目ともなっている。
旧石器・縄文時代より培われた日本の文化は、北アを境界として東と西、日本海沿岸と内陸部と太平洋岸、長い歴史の中での気候変動、大陸からの輸入文化の伝播経路、夫々の地域での共同体(クニ、国)の形成などにより、特徴ある文化を作り出している。

北信濃 (長野県)へ